長寿で知られる島根県の隠岐の島の町民の調査を島根医科大学とイギリス・ケンブリッチ大学が行ったそうです。隠岐の人たちの白血球に含まれる銅の量がケンブリッチ市民に比べなんと2倍あって、さらに一般の静脈効果疾患者に比べて6倍もあることがわかったそうです。隠岐の島町では心筋梗塞にかかるかたの数がすくなく、ケンブリッチ市では死因のトップだったそうです。動脈硬化を起こす要因、血液の中のコレステロール値は隠岐もケンブリッチも同じくらいだったそうです。海に囲まれた隠岐は新鮮な海の幸、銅を多く含む沢山の海産物に恵まれています。
2つの大学は、「魚介類に恵まれる隠岐の人々の食事を科学的に分析することによって、理想的な長寿食をつくることが出来るようになる」とコメントしており、コメントのくくりには、動物の心筋梗塞が銅で予防されることが知られていることから、銅は血管の若さを保つ働きがあるのではないかと結論づけていたそうです。
銅の効果かは、かなりまえからいわれた有力な仮説です。生活習慣病としての心臓病(狭心症、心筋梗塞)と銅摂取量の関係はアメリカのグレービーという学者が指摘してました。銅が不足するとさまざまな症状がでます。心臓に関する結果をあげると、動物実験ですが、銅不足により動脈効果がうながされ、心筋をを変化させ、心電図の異常をもたらすことがわかっているそうで、有害な過酸化物を除く力も減退するそうです。こうした症状と、人間の心筋梗塞の病態がぴったり一致していることから、銅不足の為ではないかと考えられました。
近年盛んに呼ばれているメタボリックシンドローム。この概念は、動脈硬化による病気をいかに予防するかという考えから生まれたそうです。2004年厚生労働省の調査によると、メタボリックシンドロームに該当する人は、40~74歳で約940万人いるそうで、予備軍は、約1020万人と推定されているそうです。メタボリックシンドロームにならないためには、まず運動が重要で、厄介な内臓脂肪は、いざというとき溜めておく皮下脂肪に比べて、日々の運動により容易に落とすことは可能だそうですよ。
そして運動だけではなく大切なのはバランスのとれた食事が一番だそうすが、外食や肉類中心の現代の食生活は、銅の摂取量を少なくさせている傾向にあるそうです。一日2から5mgが必要でですが、海の幸が解決してくれます。豊かな海に囲まれた日本には銅を含む新鮮な魚介類が豊富にありますので、牡蠣、たこ、いか、伊勢海老などに舌つづみをうつことも健康の為に必要だそうです。
2008
2008
最近行ったコンビニで、サプリメントの栄養表示の中に「銅」の文字を目にしました。
調べてみると銅は2004年3月に厚生労働省によって栄養機能食品として栄養成分機能が表示されるようになりました。栄養機能食品の表示の対象となる栄養成分は、人間の生命に不可欠な栄養素であると科学的根拠から認められたものだそうです。
どんな働きがあるか研究によりますと、人間の体には、約80~100㎎の銅が含まれている事がわかっているそうです。私達は毎日2~5㎎の銅を主に食べ物から摂取し、それを排泄しているのが健康な状態だそうです。体内での働きは、血液をつくったり、骨や血液を正常に保ったり、脳の働きをたすけるなどだそうです。発育の盛んな新生児は大人の2~3倍の銅を持っている事がわかっていて、この為に妊娠した母親の血液中には、通常の2倍以上の銅が含まれるというデーターがあるそうです。生まれたばかりは成長に必要な銅を十分持っていても、離乳期にはだんだんと低下する為、食べ物から銅を補う必要があるそうです。
鉄は血液中のヘモグロビンの結合に必要となり、不足すると貧血を引き起こします。体内の銅が不足すると鉄の利用が妨げられ、ヘモグロビン合成が低下し貧血を招きます。つまり、鉄がいくらあっても銅が不足するとヘモグロビンはうまく結合できないそうです。このように血液との深い関係から、鉄や銅は「血のミネラル」と呼ばれるそうです。
しらずしらづのうちの銅の恩恵を受けて生活している事に驚かされるばかりです。
参考資料 くらしの活銅学
2008
私の大好物の一つに牡蠣があります。冬ともなれば鍋料理にはかかせません。
最もポプラーなマガキは、英語のRの入らない月「5月(May)~8月(August)までは、産卵期のため食用に適さない話は有名ですが、これはマガキの場合であって、広島などのイワガキは春から夏にかけて旬を迎えます。日本では、養殖が進み1年中牡蠣を楽しめるわけですが、牡蠣を最もおいしくいただけるのは、産卵前に胎内にグリコーゲンをたっぷりとためた時期、マガキで言えば3月~4月のシーズンの終わりごろというわけです。
牡蠣は、「海のミルク」とよばれ豊富な栄養素を含んでいます。グリコーゲンを始めたんぱく質、鉄分、ビタミン類、特に銅や亜鉛などのミネラルが特に多い食材だそうです。
文豪ヘミングウェイは、「牡蠣を食べると銅の味がする」という言葉を残しているほどだそうです。
銅は血液や色素、骨や血管を正常に保つ働きがあります、私達の健康に役立つ銅の働きに又一つ牡蠣を食べる理由が出来た事に喜びを感じています。
参考資料 くらしの活銅学 (社)日本銅センター
